iBands
iBandsの説明
Bollinger Bands(ボリンジャーバンド)の値を取得する。
double iBands(①string symbol,②int timeframe,③int period,④double deviation,⑤int bands_shift,⑥int applied_price,⑦int mode,⑧int shift);
①string symbol
ボリンジャーバンドの値を計算する通貨ペアの指定。現在のチャートの通貨ペアを指定したい場合は、「NULL」と記述。
②int timeframe
ボリンジャーバンドの値を計算する時間軸の指定。
種類 |
定数 |
説明 |
PERIOD_CURRENT |
0 |
現在の時間足 |
PERIOD_M1 |
1 |
1分足 |
PERIOD_M5 |
5 |
5分足 |
PERIOD_M15 |
15 |
15分足 |
PERIOD_M30 |
30 |
30分足 |
PERIOD_H1 |
60 |
1時間足 |
PERIOD_H4 |
240 |
4時間足 |
PERIOD_D1 |
1440 |
日足 |
PERIOD_W1 |
10080 |
週足 |
PERIOD_MN1 |
43200 |
月足 |
③int period
ボリンジャーバンドの中間線の値を計算する期間を指定。
④double deviation
以下の計算式で、上バンドと下バンドの値を算出する。
上バンド:中間線の値 +(標準偏差 × 掛け率)
下バンド:中間線の値 -(標準偏差 × 掛け率)
この引数は、計算式の「掛け率」の値を指定する。
⑤int bands_shift
ボリンジャーバンドの表示を右方向にシフト(ずらす)するバーの個数を指定。
⑥int applied_price
ボリンジャーバンドの値の計算に使用する価格データの指定。
種類 |
定数 |
説明 |
PRICE_CLOSE |
0 |
終値 |
PRICE_OPEN |
1 |
始値 |
PRICE_HIGH |
2 |
高値 |
PRICE_LOW |
3 |
安値 |
PRICE_MEDIAN |
4 |
中央値
(高値+安値)÷2
|
PRICE_TYPICAL |
5 |
代表値
(高値+安値+終値)÷3
|
PRICE_WEIGHTED |
6 |
加重終値
(高値+安値+終値+終値)÷4
|
⑦int mode
ライン番号を指定します。
中間線の値を取得したい場合は、「0」。
上バンドの値を取得したい場合は、「1」。
下バンドの値を取得したい場合は、「2」。
⑧int shift
ボリンジャーバンドの値を取得したいバーの位置の指定。
現在のバーであれば「0」、1本前のバーであれば「1」、2本前のバーであれば「2」...と記述。
ソースコード例
インジゲーターを起動しているチャート上(例はGBP/USD、5分足)で、現在のバーのボリンジャーバンドの値をそれぞれ表示させる。
int OnInit()
{
double BB_UP;
double BB_Center;
double BB_DOWN;
BB_UP = iBands(NULL,0,20,3,0,PRICE_CLOSE,1,0);
BB_Center = iBands(NULL,0,20,3,0,PRICE_CLOSE,0,0);
BB_DOWN = iBands(NULL,0,20,3,0,PRICE_CLOSE,2,0);
Comment("現在のボリンジャーバンドの値は、"+"\n上バンド:"+BB_UP+"\n中央線:"+BB_Center+"\n下バンド:"+BB_DOWN);
return(0);
}
表示例
注意事項
上記のようにiBandsをそのまま利用すると、小数点以下が長くなる。
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