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金額ベースでの利益と考え方
公開日:2015年9月5日(土)
FXはpipsで考えるという記事を以前に書きましたが、金額について知っておくと資金やLotの管理もしやすくなると思うので、今回は金額で見たときにいくら稼げるのかについて書きます。

まず、FXはpipsという単位が損益の基準になっています。
このpipsですが、1pipsでいくらの損益になるのか?
これは、取引通貨単位によって変わります。

例えば、

+10pipsの利益が出た場合、

1Lotで取引したときは、+1,000円の利益になります。
10Lotで取引したときは、+10,000円の利益になります。
100Lotで取引したときは、+100,000円の利益になります。

このように同じpipsの利益なのに取引通貨単位が変わると利益も大きく変わってきます。
もちろん、利益だけでなく、損失も大きくなるので注意が必要です。

また、もう1つ例を挙げると、

当サイトで紹介しているEAのLineBreakerの2015年8月のデータを見てみると、

1ヶ月で+67.5pipsの利益になりました。

さて、この時点でいくら稼げたでしょうか?

分かりませんよね?

だって、pipsだけしか分かっていないのだから、いくら稼げたのかなんて誰にも分かりません。

上記の例を当てはめると、

1Lotで取引したときは、+6,750円の利益になります。
10Lotで取引したときは、+67,500円の利益になります。
100Lotで取引したときは、+675,000円の利益になります。

同じ手法で同じ結果になったとしても、金額ベースでみると大きく変わります。

さらに、1ヶ月間、同じLotで取引していれば金額ベースでもいくら稼げたのか分かりますが、もし途中でLotを上げたり下げたりしていたら、いくら稼げたのかpipsだけでは分かりません。

また、Lotを固定にして、1ヶ月間取引をするときにも注意が必要です。
投資資金に対して最大のハイレバレッジで取引をした場合、勝てば良いですが負けてしまった場合、資金を追加しないと同じLotで取引することができなくなり、Lotを下げることになります。

もう少し詳しく書くと、

利確値が+10pips、ロスカットが-10pipsだった場合、

1回目が10Lotで取引した場合、勝てば+10,000円の利益、負けたら-10,000円になります。

このとき、資金に対して最大レバレッジでの取引だったら、負けてしまったらLotが下がります。
(今回は分かりやすく1回負けたら1Lot下げるとします。)

2回目の取引も同じ条件ですが、Lotが9Lotに下がっているので、

勝てば+9,000円の利益、負けたら-9,000円になります。

1回目が負けで2回目が勝った場合、

この時点で損益は±0pipsですが、金額は-1,000円で負け越した状態になってしまいます。

つまり、何度も書きますが、資金やLotの管理ができていないとpipsの損益がプラスでも金額ベースで見たときはマイナスになってしまうことがあるということです。

以上のことから、何度もLotを上げたり落としたりせずに、資金に対して低いLotから始めて、負けてもLotを落とさずにすむくらいの余裕を持って取引をしましょう。

また、Lotや資金の管理についての考え方は個人個人で違いますし、手法によっても変わってくるため、管理方法は人それぞれでどれが正しいかは決められませんので自分でしっかりと管理できるようにしましょう。

■参考ページ
Lotについて
資金・Lot管理
FXはpipsで考える
過去の記事はこちら
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