FXで取引するときに必要な資金についてですが、多少、理解に苦しむ方がいるかもしれませんがゆっくり進めていきたいと思います。

まず、アメリカのドルを日本の円で買うとします。
普通に考えると、1ドル100円としたら、1ドル買うのに100円が必要になります。そして、ドルが1ドル110円になったら売れば、110円-100円で10円の利益が得られます。
しかし、すぐに10円上がることはありません。基本的にFXでは、100.10円（100円10銭）、100円の下の桁＝銭の単位で取引をします。
100円10銭で買って、100円20銭とかで売るということになります。利益はたったの10銭ではないか？と思うかもしれません。確かに1ドルの取引をすればたった10銭の利益にしかなりません。それではFXをやる意味がありませんからどうするかというと、株と同じように取引する単位を大きくします。極端にいうと、1ドルではなく、1万ドルの取引をします。そうすることで、100円で買い、110円で売った場合、10円の利益×1万になるので10万円の利益になります。

しかし、1万ドルの取引をするためにはそのための資産もたくさん必要になります。
1ドル100円としたら1万ドルで100円×1万で100万円が必要です。資産家などであればいいのですが、一般人としてはやや敷居が高くなってしまいます。そこで出てくるのがレバレッジになります。

レバレッジとは、「てこの原理」、つまり小さな力で大きなものを動かすという意味があります。これをFXに当てはめると、小額資金で大きな資金を動かすということになります。
具体的にはレバレッジが10倍としたら1万通貨の取引をするのに10分の1の資産＝10万円で取引ができます。20倍になれば20分の1の資産＝5万円で取引ができます。

ちなみに日本国内のFX業者では、最大レバレッジは25倍（2015年8月1日時点）までとなっています。